結婚3年目のサプライズ

私は、結婚3年目でシンプルな結婚式を挙げました。参加者は主人と私、私の母。都内の、レストランも営んでいるウェディングハウスで、小さなチャペルで式を挙げ、その後レストランで食事、というプランにしました。式の後、こじんまりとしているとはいえ式を挙げられたことの喜び、ウェディングドレスを着られたことの喜びで少し高揚した気持ちでレストランに向かいました。別に貸切にしているわけではなかったので、レストランには他のお客さんたちがたくさんいらっしゃいました。

食事はフレンチで、それぞれが食べたいものをアラカルトで選び、おいしくいただいていました。そして、最後のデザートがやってくるときにそれは始まりました。レストランでは生演奏でピアノが奏でられていたのですが、ピアノストの方が急に「happy birthday to you」の一節を弾いたので「あれ?」と思いました。その次にはまた普通の曲に戻ったので、何だったんだろう、と思った矢先のことです。

本格的にピアニストの方が「happy birthday to you」を弾き始め、私たちを担当してくれた従業員のAさんが白いトルコききょうの花束を手に手拍子をしながらピアノに合わせて歌い、その後ろにデザートのお皿を持った人が3人並んでやってきました。私の「ケーキ盛り合わせ」には「結婚3周年おめでとう」という文字が、主人の「いちごのデザート」には「happy birthday」という文字がクリームで描かれていました。実は、その日は私たちの結婚記念日であるとともに主人の誕生日だったのです。これはサプライズというものだ…と思いました。サプライズそのものに慣れていなかったので、他の方々もいる中でちょっと恥ずかしくて、びっくりすると同時に担当のAさんの心遣いを本当にありがたく感じました。

そのウェディングハウスはホテルなど他のところよりも小規模なのでいろいろ柔軟な対応ができるのでしょうか、Aさん始めスタッフの方の応対も満足いくものでしたし、館内の雰囲気もよかったのでそれだけで満足でしたが、その上、こんな心のこもったプレゼントをいただいて素敵な一日になりました。